すきなとこ。
ノロは 古本屋さんが だいすきです。
郊外にある、大きな古本屋さんもすきだけれど、雑然と積み上がった本の間に まぎれるように すわっているお店番のおじいさん がいるような 店や、かたよった本ばかり置いてある 店主の趣味 だしてます のような ちいさい店が とくにすきです。
そういうところには ほりだしものが あるからです。
でも なくても いいのです。そういうところは お店 じたい が違う世界 みたいだからいいのです。
ノロの家の最寄り駅周辺には、しっているだけで7つも古本屋が あります。
そしてみんな違う雰囲気の古本があるので えほんはここ、雑誌はあそこ、新刊ならあっち って えらべます。
ノロは 知らない町に 行くと古本屋さんと あとコインランドリーに 反応します。
コインランドリーもすきです。むかしからある古ぼけたところが とくにすきです。
がたがたする丸椅子や空の缶詰の灰皿が置いてあったりするのもすきだし 達筆とは 言いがたい 筆文字で 「この洗濯機ではスニーカーを洗ってはいけません」なんて 貼り紙が 貼ってあったりするのもすきです。
コインランドリーの中から 外をみると やっぱり 外と切り離されたような 気がします。夜なんか 宇宙船みたい。ゴウン ゴウン ってだれかの洗濯物のまわってる音がして。そのまま 飛んだらいいのにと 思います。


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